こんにちは!
サロン・ド・サセです。
いつもブログをご覧頂き、ありがとうございます。
今日ご紹介するのは、ハミルトンとアメリカの歴史です。
今日に至るまでのアメリカの現代史を最もそばで見てきた腕時計といっても過言ではないでしょう。
現代アメリカ産業史とその過程でのハミルトンの功績を振り返っていきたいと思います。
鉄道産業とハミルトン
アメリカの時計産業史の始まりは、イギリス、ドイツやオランダで時計の製造技術を学び、アメリカ大陸に移民してきた人々が築きました。当時はホールクロックを中心に製造してきましたが、1800年代後半からウォルサム、エルジンなどが誕生し、懐中時計を製作するようになりました。その後、ハミルトンは1892年アメリカのペンシルベニア州ランカスターで創業しました。
ギルド制が強く残り職人気質が強かったヨーロッパに対して、大量生産方式を軸に経済拡大してたアメリカは時計産業でも大量生産に着手。人口増や鉄道産業の隆盛も後押しとなり、アメリカの時計産業は拡大していきました。
しかし、鉄道産業が勃興した当時は、正確な時刻を測定する方法がなく、その影響から鉄道事故が相次いでいました。
特に、1891年にオハイオ州で起きた列車の正面衝突により、乗務員が9名なくなってしまった「キプトンの悲劇」というは、その後のアメリカ時計産業にとって大きなきっかけとなりました。
標準時刻の設定や鉄道時計の認定基準「レイルロード・アプルーブド(Railroad Approved」を設けることとなり、その渦中でハミルトンは高精度な懐中時計を製造。「The Watch of Railroad Accuracy」(鉄道公式時計)という称号を獲得しました。
ハミルトン社製鉄道時計
航空業界とハミルトン
アメリカの鉄道産業と深い縁があるハミルトンですが、実はパイロットウォッチとしても、愛されました。
ハミルトン製の時計は米国初のワシントンD.C.~ニューヨーク間の定期航空郵便公式時計に採用されたことから、パイロットウォッチとしての歴史は始まります。
1930年には、なんとアメリカの主要民間航空会社4社の公式時計を務めており、ニューヨーク~サンフランシスコ間の初の大陸横断便の公式タイムキーパーにも選ばれました。航空技術が発展した現在でもその信頼は揺るがず、今日に至るまでハミルトンの時計は世界中のパイロットから愛されています。
また、旅客機だけではなく、空路を冒険した先駆者たちの腕にも装着されました。有名なところでは、北極点へ到達した最初のパイロットであるリチャード・E・バード海軍少尉の歴史的フライトの計測にも、ハミルトンの腕時計が使用されています。
パイロットウォッチの役割は単に時刻を知らせるだけではありません。鉄道産業、航空産業が活況になる中で、時計の存在価値は命綱のような役割だったことがお分かりいただけるかと思います。
軍事とハミルトン
ハミルトンはアメリカ軍のオフィシャルウォッチサプライヤーとして、第一次世界大戦中に兵士のための高精度のミリタリーウォッチを供給しました。これを機に、懐中時計が一般的だったところから、徐々に利便性の高い腕時計の製造へとシフトしていきました。
第二次世界大戦時にも、ハミルトンはアメリカ軍へ膨大な数の時計を納入しました。需要に追いつくために、ハミルトンは一般用時計の製造を中止。100万個以上のウォッチを軍に供給しました。その優れた製品が評価され、米国陸海軍の「‘E’ Award」を受賞しました。
ミリタリーウォッチは、その精度も求められる一方で耐久性や視認性にも優れたものでなくてはなりません。現在のハミルトンカーキの原型はこの時からできていたことが写真からもわかりますね。
エンタメ産業とハミルトン
アメリカの産業史を語るうえでかかすことができないのが、エンタメ業界です。
特にハリウッド映画には、ハミルトンウォッチがたびたび登場します。ハミルトンといえば、映画とイメージされる方も多いのではないでしょうか。
ハミルトンと映画の歴史は、「パイピングロック」と「フリントリッジ」が映画『上海特急』でスクリーンデビューした1932年までさかのぼります。
ハミルトンの映画業界における立ち位置を確固たるものしたのが、1951年にアカデミー賞2部門にノミネートされた「フロッグメン」です。
劇中では、ハミルトンの堅牢で機能的なミリタリーウォッチが登場し、ストーリーの中で重要な役割を担いました。
その後、『メン・イン・ブラック』、『リーサルウェポン4』、『インデペンデンス・デイ』、『リプリー』、『ダイハード』などヒット作の登場人物の腕元をハミルトンが飾りることで、ハミルトンとハリウッドの関係がより一層深まりました。
現在でも映画に使用され、映画とタイアップした限定ウォッチがリリースされています。
また、音楽業界では、ロックンロール界のスーパースター、エルヴィス・プレスリーから愛されたベンチュラが有名です。世界初の電池式腕時計「ベンチュラ」は、時計史に大きな足跡を残しました。インダストリアルデザインの鬼才リチャード・アービブによって生み出されたベンチュラは、「ハミルトンといえば、ベンチュラ」 という代名詞ができるほどの人気を誇り、現在でも多くの有名人に愛されています。
世界初デジタルウォッチ「パルサー」
世界初のLED式デジタルウォッチは、なんとハミルトンから製造されていたのはご存知でしたか?
今までの常識を覆す、可動部品のない腕時計「ハミルトン パルサー タイム・コンピューター」は1970年『The Tonight Show』で発表されました。
世界初のデジタルウォッチ「ハミルトン パルサー」の誕生は、時計業界にとってセンセーショナルな出来事でした。1972年にわずか400本のみ製造された初期モデルは当時の車1台分よりも高価な2100ドルで販売されました。
ハミルトンのおすすめ商品
ジャズマスター オープンハート H32675560
ハミルトンの大定番モデル「ジャズマスターシリーズ」の中でも、特に人気なのが、オープンハート。最新モデルはきらめくスモークダイヤルが特徴です。
カットアウトからムーブメントを垣間見ることができます。12時位置にあるてんぷに注目しがちですが、通好みなのが7時~8時位置にあるカット。ペルラージュ仕上げ(地板などに加える真珠模様の装飾装飾のこと)がなされており、高級感がある仕上がりになっています。エッジが利いたデザインですが、スーツスタイルとの相性は抜群。標準持続時間も80時間と忙しいビジネスマンにとって、実用性も兼ね備えているのが魅力です。
ベンチュラ Quartz H24401731
ハミルトンのアイコンウォッチ「ベンチュラ」のフルブラックモデルです。唯一無二のアシンメトリーのケースにはブラックPVDコーティングが施され、ステルスルックになっています。大胆で型破りなデザインは注目の的になること間違いなし。エルヴィス・プレスリーやウィル・スミスといった世界的なVIPが着用していることでも有名ですが、日本国内ではケンドーコバヤシさんやバナナマンの日村さん、見取り図の盛山さんなどおしゃれな芸人さんが着用している姿もテレビで拝見します。
カーキ フィールド メカ H69439931
ベンチュラと並んで、人気のカーキシリーズ。元々はアメリカ軍が使用したフィールドウォッチがルーツである1960年代のオリジナルモデルを忠実い再現しています。38㎜のつや消しステンレススチールケース、3針表示、ダークカラーのダイヤル、蛍光塗料があしらわれたインデックス、そして耐久性に優れたNATOストラップ。無駄がなくそれでいて実用的。ミリタリールーツに根ざしたた機能美を感じさせてくれますね。
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