10月の誕生石「オパール」〜Opal〜
オパールとはどんな宝石?
ゆらめくレインボーカラーが美しいオパール。その神秘的な美しさから、古代ローマ人はオパールを愛と希望の宝石と考えていました。オパールという名称は、宝石を意味するラテン語のopalus(オパルス)・サンスクリット語のupala(ウパラ)を語源とします。和名は蛋白石。
オパールの特徴的な虹色のきらめきは遊色効果と呼ばれるもので、遊色効果の顕著な宝石品質のオパールを「プレシャスオパール」、遊色効果の不十分なものを「コモンオパール」と呼んで区別しています。オパールの化学組成は二酸化ケイ素を主成分に、重量の3~10%の水分を含んでいるのが特徴です。オパールの遊色効果は、微小なシリカ球の集合体が粒子のサイズに対応して回折を起こすことで生まれます。
・遊色効果とは?
遊色効果(play of color)は光学効果の一種で、表面に近い結晶の層状構造に干渉光が反射して、多色の色彩を示す現象のこと。物質内部の結晶構造や粒子配列によって光が分光され、多色の乱反射が生じることで虹のような色彩が現れます。遊色効果を示す鉱物の代表例がオパールです。
・ライトオパール
ミルキーな白色や乳白色の地色に遊色がきらめくライトオパールは、オパールの代表格といえるもの。淡色の地色は流体包含物に起因しています。オパールといえばこのライトオパールを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
(写真:ジュエリースタイルマガジンHills(PR現代)より)
・ブラックオパール
黒や濃いグレーの地色に虹色の遊色効果を示すオパールをブラックオパールといいます。宇宙の神秘を垣間見るような色彩のゆらめきは、見飽きることがありません。暗く濃い地色に多彩な色合いの遊色がはっきりと出ているものが高品質とされ、とくに赤色の遊色が多く出ているものが珍重されます。現在そのほとんどがオーストラリアのライトニングリッチで産出されています。日本人に大人気のオパールで、最近まで世界の産出量の半分以上が日本に輸入されていたといわれるほどです。 (写真:ジュエリースタイルマガジンHills(PR現代)より)
・ボルダーオパール
ボルダーオパールは、母岩ごと研磨して仕上げたオパールで、岩の塊の中から見つかるのでボルダーオパールの名があります。ボルダーとは英語で「岩の塊」のこと。堆積岩や鉄鉱石の母岩の中の帯のようなオパール層を、母岩とともに取り出し研磨します。通常の宝石は母岩を取り除いて研磨しますが、一つ一つ違う形状の母岩ごと研磨して仕上げるため、個性的な形も魅力のひとつとなっています。主な産地はオーストラリアのクイーンズランド州のウイントンやクイルピーなど。(写真:ジュエリースタイルマガジンHills(PR現代)より)
・ファイアーオパール
透明感のあるオレンジ系の宝石の中に炎がゆらめくような遊色効果を持つファイアーオパールは、アステカ文明のころにはすでにジュエリーとして使われていました。赤やオレンジ、ゴールドなど華やかな地色は、内包する酸化鉄によるもの。オパール特有のカラフルな遊色がきらめくさまは、パチパチと音を立てて燃える炎のようです。メキシコオパールの名で呼ばれることもある通り、主な産地はメキシコ。エチオピアやブラジルなどでも産出します。(写真:ジュエリースタイルマガジンHills(PR現代)より)
・ウォーターオパール
半透明や乳白色の地色に遊色効果が見られるウォーターオパール。透明感のある乳白色の石の中に虹色の遊色が浮かび、水中に虹がきらめくように見える神秘の宝石です。遊色の色が鮮やかに出ているものが上質とされています。主な産地はエチオピアとメキシコです。(写真:ジュエリースタイルマガジンHills(PR現代)より)
オパールの歴史
はるか古代ローマ時代にまでさかのぼるオパールの歴史。当時の権力者たちはこよなくオパールを愛したといわれています。将軍マルクス・アントニウスがクレオパトラにオパールを贈るため、元老ノニウスが持っていたオパールの指輪を買い取ろうとして拒否され、ノニウスを国外追放処分にしてしまったという有名な逸話が残されています(当時のオパールはほとんどがハンガリー産だったとされています)。
ヨーロッパの貴族、王族たちにも愛され続けてきました。イギリスのビクトリア女王はオパールを愛し、常に身に着けていたといわれています。オパールの一大産地であるオーストラリアが長い間イギリスの植民地であったことから、イギリス王室が最も良質のブラックオパールのコレクションを所有しているのだといわれています。イギリスの劇作家シェイクスピアはオパールを「宝石の女王」と称しています。
鉱物名 | ケイ酸鉱物 |
組 成 | SiO2・nH2O |
硬 度 | 5-6 |
比 重 | 1.9-2.5 |
屈折率 | 1.37-1.52 |
分散度 | ― |
結 晶 | 非晶質 |
誕生石 | 10月 |
和名 | 蛋白石 |
石言葉 | 誠実、徳望、成功、慈愛 |
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