少しずつ春の訪れを感じる季節になりました。
ショッピングセンターの婦人服売り場では、卒業式や入学式用のセットアップがディスプレイされ、新しい環境へ踏み出すときの喜ばしい空気に満ちています。
卒入学、入園、新社会人など新たな訪れの季節となりました。
そこで、今回はさまざまなシーンや年代でお楽しいただける、真珠ネックレスの年代別の着用シーンについてご紹介いたします。
パールセットは大人の世界への第一歩
高校卒業のタイミングや成人式を迎えるお嬢様に、ファーストパールをお贈りになるご家庭も多いことでしょう。
真珠には魔除けの力があるとされ、19歳の厄年には厄除けとして心強いお守りになります。
大人の女性として歩み始めるお嬢様に、健やかな成長への願いを込めて基本のパールセットを贈ることは、すてきなレディへの第一歩となるでしょう。
本格的なジュエリーは初めてという年代では、本物の真珠を身につけることで立ち居振る舞いも自然と変わってきます。
自由なファッションを楽しむ年頃でもありますから、オリジナリティーあふれるパールの装い方にも挑戦してほしいと思います。
20代、社会人としてのきちんと感に
学校を卒業して社会に出て働き始めると、会社の行事や得意先との打ち合わせ、日々の会食などの場では、控えめでありながら装いに華を添えるパールジュエリーは重宝します。
きちんとした本物のジュエリーをつけることで、同席する方々に対する敬意を表すことになりますので、職場での印象アップにもつながります。ご本人やご友人の結婚式も多い年代ですから、お喜びの席に出席するときは重ねづけなどで思い切り華やかにパールジュエリーをお楽しみいただきたいと思います。
30代から40代でも大活躍するパール
職場での活用はもちろんのこと、結婚式やパーティー、お子様の卒入学など、一年のうち何度も登場することになるでしょう。
華美である必要はないけれど、人目が気になる学校行事のときなど、上質なパールネックレスがあれば安心です。
悲しみの席も増えてくる50代
親族や親しいおつきあいの中でもお別れの席が増えてくる年代になると、ふたたび真珠の出番も多くなってきます。
悲しみの席でも故人に対する労いの気持ちを込めて「涙の象徴」といわれる真珠を身につけてお送りしましょう。
白、黒、グレーのどの色の真珠も使えますが、二連以上は「不幸が重なる」としてマナー違反となるため、必ず一連のネックレスにしましょう。
60代以降のパールジュエリーとの付き合い方
還暦を過ぎる頃になると、若い頃に似合わなかった、一粒一粒が大きいサイズが似合うようになってきます。
ゴールドやピーコックカラーといった南洋真珠の魅力もわかるようになり、人生を歩んできたキャリアに対する自信からも大粒の真珠を着こなせるようになるのです。
また、次の世代へと受け継ぐことも視野に入れ、ワンランク上のパールがほしくなってくる年代でもあるのです。
サロン・ド・サセでは、真珠のお手入れや扱い方、修理に関することなどを承っています。
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