ガーネットの宝石言葉は「真実」「友愛」「忠実」「繁栄」「実り」など。
変わらない愛情を誓うという意味を持ち、ネガティブなエネルギーから守り、精神面や身体面を整える効果があるとされています。
ガーネットを身に着けることで想像力、物事を見抜く能力が高まり、友情や愛を深めるパワーがあります。
現在、受験や就職など目標のために努力し頑張っている人のサポートをし、力を貸してくれるガーネットのパワー。
そして、これまでの努力が無駄ではなかったということを教えてくれるはずです。
どんな困難や大きな課題を前にしても、持ち主に忍耐力を与え、前向きに乗り越えるようサポートしてくれる石でもあります。
ガーネットの語源と意味
語源はラテン語でざくろを意味するグラタナス(種)。
和名でもざくろ石と呼び、種が多い様子から稔りのシンボルとされています。
人生の成果を実らせて成功へと導くガーネットは、古くから魔除やお守りの意味を込めたジュエリーなどに加工され、家族の繁栄を叶える宝石として伝えられてきた歴史があります。
また、ガーネットは血液に深い関わりを持つため、血液の循環を良くし、生命力を高める効果があるとされています。
個性豊かなガーネットファミリー
ガーネットというとボヘミアンガラスのような濃い赤色を思い浮かべますが実はガーネットにはさまざまな種類のものがあり、赤からオレンジ、黄色、褐色、黄緑、緑、青緑、紫、赤紫などあらゆる色相を持つ鉱物グループの総称がガーネットなのです。
一大ファミリーを持つガーネットグループは、金属元素の組み合わせにより色と特性で分類され、宝石としてジュエリーに使われるものには次のような名前がつけられています。
・アルマンディンガーネット
一般的にガーネットといえばこのアルマンディンのことで、深く濃い赤色が特徴です。
・グロッシュラーライトガーネット(ツァボライト)
さまざまな色味のものが存在しますが、評価が高いのはツァボライトと呼ばれる緑色が美しいグリーンガーネットです。
・スペサルティンガーネット
赤みを帯びたものから褐色に近いものまでのオレンジ色が特徴のガーネットです。
・ロードライトガーネット
バラの花のような石という名前の通り、紫がかった鮮やかな赤色が特徴の希少なガーネットです。
・アンドラダイトガーネット(デマントイド)
アンドラダイトガーネットの中にはデマントイド、トパゾライト、メラナイトなどがあり、中でもデマントイドは輝きの強い黄緑色で、希少価値の高いガーネットです。
・パイロープガーネット
血の色に近い暗赤色が特徴のガーネットで、名前の由来はギリシャ語で「燃えるような眼」を意味するpyropeです。
・ウバロバイトガーネット
グリーンの結晶が母岩にびっしりとついたガーネットで、ジュエリーデザイナーに人気のあるユニークなガーネットです。
ガーネットは真実の愛の道しるべ
『燃える石炭』とも呼ばれたガーネットは、聖書の中ではノアの方舟のカンテラの明かりとして使われ、暗闇の中の道しるべとなりました。
現代の日本では結婚18年目をガーネット婚と呼び、変わらぬ愛を誓う節目としています。