鑑定書と鑑別書の違いとは！？（栃木県小山市）

こんにちは、栃木県小山市のジュエリーショップ「サロン・ド・サセ　イオンモール小山店」です。
いつも当店のブログをお読みいただきありがとうございます。

今回は「鑑定書と鑑別書の違い」についてお話ししたいと思います。

お客様だけでなく、販売スタッフや業界関係者でも、実は誤解が多い鑑定書と鑑別書の違い。
どちらも品質を保証するイメージがあると思いますが、今回は両者の違いについて説明していこうと思います。

鑑別書とは

鑑別書とは、言うなれば「宝石のパスポート」です。
科学的なデータを元に天然・合成の区別や人工的な処理の有無などが記載されます。
あくまで「他の宝石と区別すること」が目的で、素材と種別はわかりますが、その宝石の品質評価、価格、産地などは表すことができません。

鑑定書とは

鑑定書とはダイヤモンドのみに使用される「品質評価」が記載されたレポートのことです。
実は品質評価（グレーディング）ができる宝石はダイヤモンドのみで、真珠やほ他の宝石などは明確な品質評価はできないのが現状です。
ちなみに裸石の状態でなければ鑑定できません。

鑑定書はダイヤモンドグレーディングレポートと言われていますが、実はダイヤモンドの鑑定には公的な資格がありません。
ですから、誰が発行した鑑定書なのか、ということが非常に重要になってきます。
日本国内で信用が置けるとされている鑑定機関は、中央宝石研究所（CGL）やAGLジェムラボラトリー、米国宝石学会（GIA)などです。
自社鑑定を行っている場合、専門性や歴史がある会社なのかを確認して、判断してみましょう。

真珠の鑑定書のワナ

ダイヤモンド以外の宝石において、世界で統一した評価基準をもっているものはありません。
よく勘違いされているのが、真珠！
花珠鑑定書付の真珠などをよく目にしますが、各民間機関や企業が、独自の基準で発行しているものです。
各機関ごとに評価軸が異なりますので、同じ真珠でも評価に違いが出てしまいます。
真珠の美しさは、複雑で神秘的なので、本来は統一した基準で品評できないものです。身に着ける人の価値観、好みによって左右されることが多い宝石といえます。

ちなみに保証書は製造元や販売元で発行する品質保証をするものです。
地金素材や宝石が記載内容とおりであることを発行元が保証していることを表しています。
当店では、品質の内容の証明書として品質保証書をお付けしております。

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