夕空、青空、夜空の宝石!?
キリマンジャロの夕空、といわれる美しいブルーのタンザナイト、青空色のターコイズ、冬の夜空のようなラピスラズリ、夜の始まりの藍色・アイオライト・・ さまざまな表情の空のブルーを映した 12月の誕生石です。
タンザナイトの石言葉は「高貴、冷静」、ターコイズの石言葉は「成功、繁栄」、ラピスラズリの石言葉は「愛和、幸運」です。
タンザナイトは、20世紀に発見された宝石の中で最も素晴らしいもの一つでした。
タンザニアで採掘された青い石は、1962年に鉱物のゾイサイトと識別されました。
タンザナイトの誕生石は、その色が澄んだ深みのあるブルーからバイオレットまでと深い飽和した色であるため「ビロードのよう」とよく表現されます。
タンザナイトの色では、青が最も貴重なものと考えられています。
ティファニー&カンパニー は、タンザナイトの国際的にアピールできる可能性を認め、主要な販売業者になりました。
ティファニーは、1968年にタンザナイトの販売促進のために大々的な宣伝キャンペーンを展開しました。
その鮮やかな色、高いクラリティ、そして大きな宝石がカットされる可能性が高いため、タンザナイトはあっという間にセンセーションを引き起こしました。
現在では、12月の誕生石であるだけでなく、結婚記念日24周年を祝う宝石にもなっています。
タンザナイトは産出量が年々減少していることから、その希少性も人気に拍車をかけています。
硬度が低く劈開(へきかい)といって特定方向への衝撃に弱い傷つきやすいデリケートな宝石ですので、超音波洗浄は厳禁です。
大切に扱う必要のあるタンザナイトですが、神秘的で魅惑的な輝きはその欠点を補ってもあまりあるほど魅力的な宝石です。