こちらの記事は、以下の情報をお探しの方におすすめの記事となっています。
- オリスの修理をするにあたって、メーカー修理と専門店の違いが知りたい
- 当店のオリスの修理実績が知りたい
- 当店の受付及び修理の流れが知りたい
ORISの腕時計の歴史と特徴/モデル
オリス(ORIS)は、1904年にスイス・ヘルシュタインで創業した独立系機械式時計ブランドです。創業以来一貫して「すべての時計に機械式ムーブメントを」という哲学を掲げ、確かな品質と誠実な価格設定で世界中の時計愛好家から支持を集めています。スイスの伝統的な時計製造技術に、現代的なデザインや社会的価値観を融合させたモノづくりを続けており、その姿勢はブランドスローガン「Go Your Own Way(自分らしく生きよう)」にも表れています。高い実用性と独自の個性を両立した、スイス時計界でも稀有な存在です。
- アクイス コレクション(公式サイト)
「アクイス コレクション」は、オリスを代表するダイバーズウォッチシリーズです。300m防水を誇る堅牢なケース構造に、ねじ込み式リューズと逆回転防止ベゼルを装備。機能美に徹したデザインながら、スーツにも馴染む洗練されたスタイルが特徴です。プロフェッショナルな性能と日常使いの快適さを両立し、あらゆるシーンで活躍する万能なコレクションとして人気を博しています。 - ビッグクラウン コレクション(公式サイト)
「ビッグクラウン コレクション」は、1938年にパイロットのために開発されたモデルに端を発するシリーズです。グローブを着けたままでも操作できる大型リューズが象徴的で、クラシカルなデザインと高い視認性を両立。特に「ビッグクラウン ポインターデイト」は、オリスの代名詞ともいえる存在で、中央の針が日付を指し示す独自の機構を備えています。伝統を守りながら進化を続ける、ブランドの象徴的コレクションです。 - ダイバーズ65 コレクション(公式サイト)
「ダイバーズ65 コレクション」は、1960年代のオリス初期ダイバーズウォッチを現代的に復刻したシリーズです。レトロなデザインと最新の素材・防水性能を融合させ、ヴィンテージの雰囲気を楽しみながら安心して日常使いできるモデルとして人気を集めています。オリスの歴史的ヘリテージを受け継ぎつつ、現代の技術で再解釈した、過去と現在をつなぐコレクションです。
オリスの分解修理(オーバーホール)
オリスの時計は、非常に精密な機械構造を持っているため、定期的な分解修理(オーバーホール)が必要です。オーバーホールを行うことで、時計の精度を維持し、その価値を保つことができます。
- 潤滑油の劣化
時計内部の潤滑油は時間とともに劣化し、部品の摩耗や精度の低下を引き起こします。 - 部品の摩耗
オリスの時計は高い耐久性を誇りますが、使用するうちに部品が摩耗し、精度に影響を与えることがあります。 - 異物の侵入
高い防水性能を持つパネライの時計でも、埃や汗が内部に侵入する可能性があります。これらの異物は、部品の動きを阻害することがあります。
オリスの分解修理(オーバーホール)の適切な頻度
ほとんどのオリスの時計は、だいたい3~5年ごとの、または時計の精度が落ちたとお感じなった時に、オーバーホールをお勧めしております。どれくらいご使用になったかにもよりますが、毎日ご着用にならなくても、微細な埃などが時計に入る可能性があり、そうでなくともパーツの潤滑剤が経年劣化します。キャリバー400シリーズの時計は10年ごとのオーバーホールを推奨しております。防水機能がある時計を頻繁にダイビングなどでご使用になる場合は、毎年防水テストをお受けになることをお勧めします。
https://helpcenter.oris.ch/hc/ja/articles/16999156398353-%E6%99%82%E8%A8%88%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%82%8C%E3%81%8F%E3%82%89%E3%81%84%E3%81%AE%E9%A0%BB%E5%BA%A6%E3%81%A7%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AE%E5%BF%85%E8%A6%81%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%81%8B
オリスの腕時計修理 ①メーカー修理のメリット・デメリット
オリスの時計の修理先として、最も一般的なのはメーカー修理です。
2025年10月時点の公式サイトの情報によると、日本ではサービスセンターへの問い合わせが必要なようです。
スイス以外で修理サービスを依頼する場合
https://www.oris.ch/ja-JP/stores-service/customer-service
- 最寄りのサービスセンターを見つける
- そのサービスセンターに連絡する
メーカー修理のメリット
- 純正部品の使用: 純正部品を潤沢に抱えているため、精度や価値を落とさずに修理することができます。
- 専門担当者の技術力: 自社ブランドに関する深い知識と高度な技術を持ちあわせています。
- 可能な限り完璧な状態に修理: 自社ブランドの価値を毀損することがないように、修理できる範囲で完璧な状態に戻します。
メーカー修理のデメリット
- 高額な費用: 修理専門店と比較して、費用が高額になる傾向があります。
- 納期が長い: 修理に時間がかかることが多く、すぐに時計を使いたい方には不向きな場合があります。
- 受付不可モデルがある: 生産終了モデルなど、一部のモデルは修理を断られてしまう場合があります。
オリスの腕時計修理 ②修理専門店での修理のメリット・デメリット
オリスの時計修理を専門店に依頼するのも選択肢の一つです。
修理専門店での修理のメリット
- 費用が比較的安価になる場合が多い: メーカー修理に比べて費用を抑えられる場合があります。約半額から2/3ほどになることが多いです。
- 納期が早くなる場合が多い: メーカーに比べて修理期間が短い場合があります。
- 柔軟な対応: メーカーでは対応できない修理や部分的な修理(想い出のキズは残したい、りゅうずのみなおしてほしい等)を柔軟に対応してくれる場合があります。
修理専門店での修理のデメリット
- 技術力の差: 専門店によって技術力に差があるため、事前によく調べておく必要があります。
- 非純正部品の使用: 純正部品ではなく、互換性のある部品を使用する場合があります。店舗によってはお客様の許可なく互換性のある部品を使用する店舗もございますので、予め注意が必要です。
- 保証内容が異なる: メーカー保証とは異なる保証内容となり、場合によっては保証がつかない場合もあります。
修理専門店での修理に不安になられる方もいらっしゃるかもしれません。以下のポイントに気を付けて店舗を選ぶことで、専門店修理でも、メーカー修理に比べ価格も抑えつつ安心した修理を受けることができます。
- 修理内容・納期・見積もりについての説明がしっかりと行われているか。
- 時計修理に関する知識を持つスタッフが常駐しているか。
- 技術力や設備に問題がないか(事前に評判をよく調べておくことが大切です)。
- 修理後の保証がしっかりしているか。


オリスの修理はイオンモール小山2Fのとちぎ時計宝石修理研究所へ
当店は、創業大正元年の老舗宝石時計の専門店サロン・ド・サセに併設する「とちぎ時計宝石修理研究所」です。栃木県小山市にあるイオンモール小山2Fにあり、あらゆる時計や宝飾品の修理を行っています。他店での購入品やブランドジュエリーも対応しておりますので、ぜひご相談ください。
当店の特徴① 豊富なオリスの腕時計の修理実績
オリスは、その洗練されたデザインと高精度なムーブメントで知られるブランドです。しかし、その魅力の裏には非常に繊細なメカニズムがあり、修理には高度な専門知識が求められます。
数多くのオリスの修理を手掛けてきた当店は、ヴィンテージモデルから最新の複雑機構モデルまで、幅広い対応力を持っています。その点において、修理経験に基づいた確かな技術を提供しております。
当店の特徴② 修理・リフォームのプロが確かな技術で対応いたします!
時計のオーバーホールやジュエリーの修理専門の工房を抱えており、時計修理技能士の国家資格や貴金属装身具技能士等の国家資格を持った技術者が修理作業をしております。
ネジや歯車など小さなパーツの製作から行えますので、すでにパーツが流通していないヴィンテージやアンティークウォッチ、あるいは懐中時計やホールクロック・ボンボン時計の修理も対応しております。
当店の特徴③ 「想い出を再生する」がミッション、ご要望にも可能な限りお応えいたします
宝石や時計は時代を超えて、受け継がれていくもの。そして、受け継いだ人の想いが宿るものだと考えています。私たちは、そんなお客様の大切な想い出を再生することをミッションとして修理を行っております。
たとえば、「一部だけ直したい」「思い出のキズを残したい」など部分的な修理も、可能な限り対応しております。また、できる限りオリジナルのパーツを使用することを正としており、過度な部品交換をせずにお使いいただけるよう見積りにも一般的な修理専門店よりもお時間をいただいて、対応しております。
店頭修理の受付の流れ(オーバーホールの場合)

- 状態チェック:
ご来店時に修理スタッフが時計の状態を確認し、ご希望やご使用状況をヒアリングいたします。当店ではここでのヒアリングを大切にしているため、基本的に対面受け取りのみを対応しております。
※全てのお時計を必ず修理できることを保証するものではございません。実機確認&ヒアリングを実施した上で、お直しできかねる場合もございますので、予めご了承ください。
※また、宅配を希望の方は、専用のフォームよりご依頼ください。 - 修理内容のご確認:
修理内容、納期、見積もり(概算)をお伝えし、預かり証を発行の上お渡しいたします。 - 見積り:
オリジナル部品を活かす方針のため、流れ作業ではなく、専門の修理職人が1点1点丁寧に状態確認と見積りを行います。そのため、お見積りには~2週間程度いただく場合がございます。
※事前にご同意を頂いた金額範囲内での作業となった場合、お見積りは出さずに進行することも可能です。 - 修理実施:
修理内容とお見積りにご承諾をいただいたのちに、修理実施いたします。最短1か月を納期としております。 - 最終チェック
修理工程が完了したのちに、店頭で検品及び最終チェックを実施の上、納品のご連絡をいたします。ご連絡はLINEもしくはお電話よりお願いしております。 - お渡し:
店頭にてお渡しいたします。オーバーホールの場合、保証期間は半年です。アンティークやヴィンテージなど保証が付かない修理もございます。
オリスの電池交換もご相談ください
オリスの時計には、クォーツムーブメント(電池式)が採用されたモデルもございます。クォーツモデルは機械式時計と比べてメンテナンスの頻度が少なく済みますが、液漏れによる内部破損を防ぐ為に定期的な電池交換が必要です。是非当店にご相談ください。










