3月の誕生石「サンゴ」〜Coral〜
サンゴとはどんな宝石?
サンゴはサンゴ虫が硬い骨格を発達させたもので、サンゴ礁を形成するものと、宝石サンゴになるものに分かれます。宝石サンゴは古くからお守りとして、魔除けや厄除けに身につけられてきました。世界各地で折れて海岸に漂着したり、海底から採取されたりしたサンゴが宝飾品として取引されてきた歴史があります。仏教における七宝の一つで、日本でも正倉院に古代のサンゴが宝物として収蔵されています。
宝石サンゴにはベニサンゴ、アカサンゴ、モモイロサンゴ、シロサンゴなどの種類があり、深紅から白色までのカラーバリエーションがあります。このうち高知沖で採取される深く濃い赤のサンゴは「血赤サンゴ」と呼ばれ、とても人気があります。
宝石サンゴは深海で人間の手が加わることなく長い時間をかけ少しずつ成長していきます。ゆっくりと育まれるサンゴの成長にあやかって結婚35周年が珊瑚婚式とされています。海で獲れることから航海のお守りとして船乗りたちが身につけてきた歴史があります。
サンゴの歴史
ギリシア神話では、英雄ペルセウスがメドゥーサの首を掻き切った時、あふれた血からペガサスが生まれ、地中海に滴り落ちた血の雫からはサンゴが生まれたとされています。サンゴが宝飾品として利用された歴史は紀元前にまで遡りますが、ローマ時代には護符として愛用されていたようです。
12世紀のカスティリヤ王アルフォンソ10世がまとめた文献には「サンゴは金星と月に結びついた宝石」とありますが、金星は愛をつかさどるヴェヌス、月は妊娠をつかさどるダイアナに結びつく惑星とされています。イタリアでは古くから地中海で採れたサンゴを使った工芸が発達し、船乗りや妊婦の厄除けとして珍重されてきた歴史があります。赤いサンゴで角を象った護符は厄除けとして現在でもよく好まれます。中世の夢判断では夢にサンゴが現れると病から回復する予兆であると信じられていました。
日本では奈良時代以来、シルクロードを渡ってきた地中海産のサンゴを珍重し、正倉院の宝物にはサンゴのビーズが収められています。19世紀に入って、土佐沖でシロサンゴが発見されると、イタリア商人が中国商人を通じて買い付け、母国に送ったといいます。日本が開国を決めるとイタリアのサンゴ商人は買い付けのために土佐にやってくるようになりました。
品名:K18WG サルジサンゴペンダントネックレス
品名:K18WG サルジサンゴペンダントネックレス
珊瑚はお守りのようにつけたり、贈られたりすることが多いかと思います。赤色のサンゴは安産・健康などの身体的な意味合いが強く、女性の節目にぴったりなジュエリーです。赤いお色は元気をくれて、素敵ですよね。
商品名:K18サンゴ/ダイヤネックレス D0.03ct
白いサンゴは身に付けることで生きる力や精神力が向上するといわれています。サンゴを初めてつける方にも着けやすいお色とデザインのネックレスです。贈り物にもぴったりですね。
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