6月の誕生石には真珠とムーンストーンがありますが、昨年、新たにアレキサンドライトが加わりました。
長寿や家庭円満のお守りとして日本の文化に深く浸透している真珠。
ムーンストーンは月の石の名の通り、女性の健康を守ってくれるといわれています。
昼と夜の光で色が変わるアレキサンドライトは創造力を高めるとされています。
6月生まれの人は、選択肢の増えた誕生石で、新たなお守りジュエリーを探してみてはいかがでしょうか。
真珠は日本人の肌を美しく見せる魔法のジュエリー
真珠の宝石言葉は「長寿」「純潔」「純粋無垢」「円満」です。我が国では邪気を払う厄除けのお守りとして古くから大切にされてきました。航海のお守りとしては、洋の東西を問わず携帯されてきた歴史があります。
日本の特産品であるアコヤパールは、柔らかな光が肌を美しく見せてくれる、日本人にもっとも似合う宝石といえます。七色の輝きが厄除けになるとされ、古くから各地で身につけられてきました。また海の恵みであることから、航海のお守りとして世界中の船乗りが真珠を携帯していたようです。
上質なパールは真珠層の巻きが厚く「テリ」と呼ばれる艶と輝きが強いもの。「月のしずく」「人魚の涙」とも呼ばれ、日本では冠婚葬祭に欠かせないジュエリーです。上品な光沢を持つパールは、世界中のロイヤルたちに愛され、日本の皇族の方々も公の場で装うジュエリーとしてパールを選ばれています。
ムーンストーンが女性の健康を守り、幸運を呼び込む
ムーンストーンの宝石言葉は「健康」「幸運」「愛の予感」。心と体の調子を整え、とくに女性の健康を守るといわれています。
とろりとした乳白色の表面に青味を帯びた幻想的な光が現れるムーンストーン。月の光が凝固したものだという伝説にも頷ける魅力的な宝石です。幸運をもたらし、未来を見通す力が宿るとされています。
ムーンストーンは和名では月長石と呼ばれる、フェルスパーグループの鉱物です。カボションカットにされるのが一般的で、見る角度によって月の光のような帯状の光を放つシラー効果が現れるのが特徴です。柔らかな色合いでどんな装いにもしっくりとなじむ宝石です。
アレキサンドライトは昼と夜で表情を変える神秘の宝石
アレキサンドライトの宝石言葉は「高貴」「情熱」「秘めた想い」。創造力と集中力を高め、クリエイティブな力を与えるといわれています。
光源により色が変わる変色特性を持ち、太陽光線下では深いグリーンですが、白熱電球下では赤紫に変化するのが特徴です。見事な色の変化と希少性のため、とても高価な宝石です。その二面性で「昼のエメラルド」「夜のルビー」と称され、人気があります。
1830年、ロシア皇太子アレクサンドル2世の12歳の誕生日に発見されたことにちなんでアレキサンドライトと命名されました。赤と緑の軍服だったロシア人にとって、緑から赤に変色するアレキサンドライトは、お守りとして特別な意味を持つ宝石とされていました。
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